こんにちはー!はにたまのたまです。
今回は上場企業で経理部に勤務するたまが2年目で経験したお仕事についてざっくりと紹介します。
会社の規模や教育方針によって2年目で経験できることはもちろん異なりますので、いち参考例としてご覧いただければと思います。
この記事を読んでいただくことで
・1年目→2年目で仕事内容がどのように変化したのかが分かります
それではよろしくお願いします。
経理部2年目のお仕事
主担当業務が主担当になる
※主担当業務とは何かを知りたい方は「上場企業経理マンのお仕事【入社1年目】」の記事をご覧ください。
2年目で主担当と言われると早いような気がしますよね。
確かに実務処理は2年目で覚えきれないですし、イレギュラーな会計処理(固定資産業務で言うと減損、圧縮記帳、リース会計など)は太刀打ちできないことの方が多いです。
なので主担当とはいっても引き続き前任の上司がサポートとしてくれると思います。
では具体的な主担当らしい仕事は何なのかというと、それは資料の配信が自分発信となることです。
「え、それだけ?」と思うかもしれませんが、1年目とは状況が大きく変わります。
自分発信となることで、資料やそれらに類する質問が直接自分のところに電話やメールを通して舞い込んできます。
関係部署や取引先はメール配信者が経理のベテランだろうと初心者だろうと関係ありません。
質問が来ると1年目から今まで学んだことをもとに自分の言葉で説明することになります。
すると資料の作り込みや数値の根拠を理解してたつもりなのにうまく説明できないことが多々あります。
1年目はインプットを集中的に行う年でしたが、2年目はアウトプットする機会が与えられます。
ここで自分の理解が正しいのか、知識が定着しているのかを確認することができます。
最初は「相手の質問に正確に分かりやすく答えなきゃ」と空回りしてしまうかもしれませんが、応対した数だけ知識の定着が図れます。
たまの場合は固定資産が主担当でしたが質問としては例えば以下のようなものが舞い込んでました。
・この固定資産の勘定科目は機械なのか工具器具備品なのか(事業所)
・なぜ◯月から急に減価償却費が増えているのか(経営層)
・このような会計処理を行った根拠を教えてください(監査法人)

たまはあがり症なので大変でした(笑)
他の分野の業務の補助(将来的に主担当となるかも)
経理は専門的な知識が制度会計、管理会計、税務などに渡って必要となるので人員も多いのではないかと思うかもしれません。
大体何人ぐらいだと思いますか?これが意外と少ないんです。
大体、従業員100人あたり3名、300人あたり5名、1,000人あたり7名程度ではないかと思います。

管理業務なんだからそんなに人員はいらんっ!という厳しい言葉を浴びせられることもあります。(笑)
なので主担当業務だけでなく他の業務の補助も任されることになると思います。
これは以下2点の理由があげられます。
①一人に業務が集中しないようにする
1人に業務が集中してしまうことでその仕事が属人的になってしまい、不正の温床になりかねません。
②バックアップ体制を作るため
一つの業務を主担当者のもと複数人で取り組むことで、万が一主担当者が病気などで不在になってしまってもフォローできるようにする必要があります。

たまの会社では、コロナ禍によりバックアップ体制に力を入れるようになったよ
2年目で感じたやりがい
経営層から初歩的な質問をされる
主担当の資料のメール配信をするようになることで数値の確認をされることが増えました。
自分が作った資料から質問されるので、いじわるされない限り受け答えできます。
2年目のうちから経営層と話ができ、「良くわかった。ありがとう」と言われるのはなかなか悪くありません。(笑)

いや、めっちゃ嬉しい
1年目で学んだことをアウトプットできる
経理業務は日次、月次、四半期、年次の期間でルーティン業務があります。
2年目になると1年目で経験したことが活かせるようになります。
もちろん2年目で全部覚えられる訳じゃないですが、会計処理の理屈を理解しながら進められるとより経理が楽しくなってきます。
いままでただの数値だと思っていたものが、「なぜそんな会計処理が必要なのか。」「このように会計処理することで会社やステークホルダーにどのような影響を与えるのか、株価が動くのか」なんてことを考えるとのめり込んでしまいます。(笑)
経理に向いている性格3選
ここでは「上場企業経理マンのお仕事【入社1年目】」で紹介した「経理に向いている性格3選」に続き、2年目であることも考慮して「経理に興味がある」&「すでに社会人」の転職を考えている人向けにも紹介します。
デスクにずっと座っても平気な人
経理はパソコンとのにらめっこが多いです。
一日で立ち上がることといえば、水分補給とトイレぐらいの日もあります。
じっと座って集中して取り組みたいという方は非常に向いてますが、外回りしたい方には苦痛かもしれません。
与えられた業務を最後までやりきることができる人
経理は資料作成、数値分析、各事業所の仕訳確認、作業効率化、子会社の決算数値チェックなど細かく地味な作業が多いです。
しかしいずれの作業も最終的に財務諸表上の重要な数値につながり、会社やステークホルダーへの重要なデータとなります。
好きな分野だけ掻い摘んだり、差異の要因分析を途中であきらめることはもちろん許されません。
なので与えられた業務を理解しながら最後までやり遂げ、「その業務では自分が一番」になりたいと思える人には向いています。

ポケモンで言えば、手持ちのポケモンを伝説ポケモンだけで固めるよりも、好きなポケモンを卵から育てたりステータスのバランスに力を入れるような人が向いているかも(笑)
マルチタスクが苦でない人
経理は日次、月次、四半期、年次のルーティン業務がありますが、順番に一つずつ完結できるものではありません。
例えば四半期決算業務を進めながら、月次決算業務を進め、月次決算するために日次業務を同時にこなす必要があります。
またルーティンだけで済めばいいのですが、もちろんイレギュラー業務も舞い込んできます。
そんな時にパニックに陥らずに「優先順位をつけて」、「目の前の仕事から片づけて」進めることができる人におすすめです。
まとめ
2年目になると自分が担当した仕事について、経営層や監査法人などから質問されることが増えてきます。
立場が明らかに上の人から問い合わせを受けると、たじろぎそうになりますが自分の担当業務内での質問なので落ち着けば応対できることが多いです。
むしろ2年目に対して経営判断を揺るがすような質問はありません。
1年目で学んだことが少しずつアウトプットでき、自分の中で「あれ?分かるぞ?理解できてるぞ!!」とふと感じることが楽しくなってきます。
コツコツと学べば学ぶほど仕事への跳ね返りが多いのが経理の良いところだと感じています。
経理は家計や株式投資にも有効に使えますので、ご興味をお持ちであるなら非常におすすめです。
経理仲間が増えると嬉しいです!
それでは今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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